最終日の演目は「釈迦如来」「愛宕詣」「餓鬼角力」の三番。
釈迦は嵯峨にしかない演目です。愛宕詣は、狂言堂から愛宕山が見える。餓鬼角力は農地の多い嵯峨らしく、最後には豊作を祈るセリフがある。
三つともいかにも「嵯峨狂言」という感じがします。
写真は餓鬼角力。怖い閻魔と鬼が三匹。それに地蔵菩薩と餓鬼が三匹。
鬼と餓鬼が角力をとります。最初は弱かった餓鬼も地蔵の力で強力に。最後は大将同士の戦いで地蔵が勝利。
そして最後は地蔵も閻魔も鬼も餓鬼も、みんな一緒にノーサイド。「豊年じゃ、明年じゃ」と唱えて舞台上を飛び跳ねながら帰っていきます。
次は10月の秋季公演。だいぶ間が開きますが、この伝統芸能の保存・継承のため、保存会は練習を続けます。どうぞ暖かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
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